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2006.05.25
薔薇 羽衣
昨年、お花屋さんの店先で思案しながら買ったピンクの薔薇、羽衣。
私が思案するのは、ちゃんと育てられるかどうか・・・
どんなに好きな薔薇でも難しそうな薔薇は諦めます。
強健と記されてあれば嬉しく手にします。
お花屋さんに調べていただいてその熟語があるのを確かめて、早速大きな鉢に植え替えました。
昨年もいくつかあった花を切り花にして、羽衣と名付けられた理由に納得と感動を覚えたものです。
薔薇は1シーンの写真だけではその美しさは顕せません。
この羽衣の薔薇もカタログの写真を見ただけでは、多分私の庭には連れてこなかったことでしょう。
蕾から開いて散るまでの表情が本当に豊かなのです。
おそらく開いてしまうまでの姿は、あの天女が着ていたと言う絹の薄手の羽衣は連想しないことでしょう。
が、しかし、開いて散る間際の美しい事と言ったら!正に天女の羽衣です。
花びらの色も青味を帯びた褪めたピンクに変わり、花びらそのものも薄く儚げな絹地を幾重にも重ねたようになります。
最後は、花心もオールドローズの様にくしゃくしゃになり、指を触れれば間違いなくはらりと花びら全て散ってしまいます。
その潔いことと言ったら、天女が忘れて行った羽衣そのものです!
そして、今年、その羽衣は思った以上に大きくなって、数え切れないくらいの蕾を付けてくれました。
その上、昨年挿し芽をしたものまでも大きな花が幾つか美しく開いています。
さて、今年は何人の天女が我が家の庭に羽衣を忘れて行ってくれるのでしょうか?
小出 麻由美 2006.5.25.
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