昨年、人伝えに聞いて友人と一緒に散歩がてらに探して覗きこんだ、ご近所の私の好きな薔薇ばかりを植え込んであるというお宅。
しかし、残念なことに秘密の花園状態で通りからは殆ど見えない薔薇の園。
素の私はすぐにインターホンを押してお友達になって見せて頂くところだけれど、ここは京都。わたしの生まれ育った大分の田舎の開放的な場所柄ではございませぬ！
（確かに都会では不審な人も多くそんなに気軽に人を入れるものではない場所ではあることは、悲しいけれど私も承知しています）
かなり残念な気持ちを抑えつつも、お宅を後にしようと思っていた矢先、何故だか偶然玄関ドアが開いたのであります！
もしかして、私たちの話声が聞こえたのかしら？
否、薔薇の主の彼女は玄関ドアお掃除中！なのでした。
なんというタイミング！！！神様に感謝した私たちです（笑）
ここを教えてくれた友人の名を挙げ、図々しくも薔薇拝見を申し出てみると、即快諾して下さったご親切なまだお若く綺麗な女性。

お庭の入口にそっと招じ入れて下さった小さな薔薇のアーチをくぐってみると、そこはまるで夢の薔薇の別世界！！！
しかも私好みのアプリコット色や淡いピンクのイングリシュローズばかり！！！

  とても快く薔薇を見せていただき夢心地で、「もしよろしければいつでも我が家の庭も見にいらして」と言葉を残して去ったのであります。

さて、その後、その彼女すぐに花好きな素敵なご友人と三人で我が家を訪ねてくださり、薔薇交友が始まったという訳です。

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そして今年！嬉しいことに、薔薇全盛期のお庭に私までご招待頂ける光栄に恵まれたのであります！！！幸せすぎます！

 彼女の邸宅の素敵なインテリアはイタリアンモダンタイプ。
黒と白のモノトーンの世界にピンクの薔薇たちはより一層輝き匂います。
キッチンは天井までの壁一面鏡張りの収納棚！
その鏡の扉は引き戸式になっており、開閉の邪魔にもならず物が取り出し安い素晴らしいアイデア。そして、鏡でより広い空間が得られること！
その鏡張りの収納庫の前には大きなオープンシンクがありリビングへと続き、そのすぐ横にガーデンテラスのテーブルも設置されており、正に薔薇を見るために設計された夢のような配置。
それぞれのお部屋のコーナーに飾られてある小物使いも、雑誌をめくって見ているようなセンスの良さ！

 食器もモノトーンのシンプルモダン。
テーブルクロスも白地に黒い絵画模様でそれらの食器がとてもよく映えます！
もう徹底した趣味の統一感に感動です！！！

贅沢三昧に薔薇で埋め尽くされたテーブルは、彼女と素敵なご友人たちが持ち寄って下さった美味しい手料理や菓子も並べられ、薔薇に囲まれた素晴らしい午後は、私にとって掛け替えのない時間となりました。

 こんな素敵な世界に私もお招きいただき感謝で一杯です。
本当にどうも有難うございました。
＜今日はわたくし、マリー・アントワネット気分にさせていただきましたわ～＞

 さて、そんな素敵な彼女の薔薇生活を綴ったブログが皆様にも検索可能です。
是非ともイタリアンモダンから眺められる素晴らしい薔薇のお庭を検索してご覧くださいませ。　　　　
mon jardin (フランス語で私の庭という意味で、この名を持つ薔薇もあります)

            ２０１３．５．２７　　　　　小出　麻由美