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2009.08.27

野のゆり <タカサゴユリ>

この季節、庭に出ると甘い香りに包まれて幸せです。
と、言っても日中はまだまだ暑いので、夕暮れから夜にかけてしか出ることが出来ませんが・・・でも、哀しいことにその時間帯は、蚊も多くそうそう甘い気分にも浸っていられません。
けれども、星月夜に咲く風に揺れ群れ咲く白ゆりを眺められる何て、幻想的でちょっとした夢心地です!

タカサゴ1

映画<ライアンの娘>を彷彿とし、ひとりロマンティック気分に浸れるので。
・・・何とかこの雰囲気を油絵にしたいものと思案しているところですが・・・

このゆりは、数年前ご近所の方に数本苗を頂いてから沢山の種で勢いよく増え、今では小さな庭でも数え切れないほどになってくれました。
中には私ほどの背丈に伸びたものまであります。(私は160?です)
それでいて折れることもなく風に揺れ動く様は、凛として正に聖書のことばの<野のゆりを見よ。明日のことを思い煩うこともなく・・・>です。
何故、あのような小さな風に飛ばされるほどの種からこのような美しい花が咲くのか、全く神のみわざの素晴らしさとしか言いようがありません。

タカサゴ3

実際のところ、聖書でいう野のゆりとは、イスラエルに原生する赤い芥子の花を指すそうなのですが、何故か翻訳でゆりの花になってしまったようです。
中世の絵画などからも、聖母マリヤに捧げられる花は白ゆりが代表的な花なので、その清らかな楚々とした出で立ちが、信仰深い清らかなマリヤに一番よく重なるのでしょうね。

そんな白ゆりに囲まれて過ごせる夏の終わり・・・

タカサゴ2

遠い昔遠い海を渡って届いた台湾からの贈り物。
更に遠い遠い昔、更に遠い国、イスラエルから語られたイエス様のことば。

だから、わたしはあなたがたに言います。自分のいのちのことで、何を食べようか、何を飲もうかと心配したり、また身体のことで、何を着ようかと心配したりしてはいけません。いのちは食べ物よりたいせつなもの、からだは着物よりたいせつなものではありませんか。
空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に収めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。
あなたがたのうちだれが、心配したからといって、自分のいのちを少しでも延ばすことができますか。
なぜ着物のことで心配するのですか。野のゆりがどうして育つのか、よくわきまえなさい。働きもせず、紡ぎもしません。
しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を窮めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいませんでした。
きょうあっても、あすは炉に投げ込まれる野の草さえ、神はこれほどに装ってくださるのだから、ましてあなたがたに、よくしてくださらないわけがありましょうか。信仰の薄い人たち。
そういうわけだから、何を食べるか、何を飲むか、何を着るか、などと言って心配するのはやめなさい。こういうものはみな、異邦人が切に求めているものなのです。しかし、あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたにひつようであることを知っておられます。だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。
だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。

      マタイ6章25節~34節 新改訳聖書より

2009.8.20  小出 麻由美

 

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