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2010.04.16
’10 桂坂の桜並木
今年の桜の時季はとても寒く、雪の舞う日もあり、少し遅咲きの桜でした。
それでも、神様はここ桂坂にも美しく桜並木に満開の花を咲かせて下さいました。
でも、今年は寂しい桜の季節となりました。
親しくしているふたりの友人にとって、それぞれ大事な方を天へ送る時と重なってしまったから・・・
人の一生はこの桜のように本当に儚いもの・・・
誰でも何れは、この花の如く散っていかねばならないから・・・
<人は生きてきたようにしか、死んでゆけない>
その言葉の意味が、少しずつより深くわかってきた気がします。
日本人が殊の外桜を愛するのは、散り際の潔さ。
短い期間にぱっと咲き、ぱっと散る。何ひとつ未練を残さず・・・
今年は雨の日も二度傘をさして、この桜並木を歩いてみました。
深く人生というものを思いながら・・・
愛する主人とふたりで、娘とふたりで、ただ歩けるだけで喜びを深く感じました。
来年もこの桜並木を愛する人たちと歩けますように・・・と祈りつつ。
皆様のもとへも、幸せが訪れますように・・・
桜吹雪にのせて・・・
2010.4.11 小出 麻由美