私は二階の小さなトイレの中にお気に入りの花のカレンダーを飾り、月毎にそのカレンダーの花に合わせてトイレデコレーションをしています。
今年の８月は、ユーチャリスの白い花とライムグリーンのアナベル。

このカレンダーと合わせてどの絵を飾ろうかしら？と思っていて先ず頭に浮かんだのが、油絵を習い始めて初期の頃に描いた、白とライムグリーンのトルコ桔梗を活けた花瓶でした。

久々に取り出して飾ってみるとぴったりです。
筆を殆ど使わずペインティングナイフで描いた大胆なタッチです。
普段水彩画で繊細な花の絵ばかり描いていると、時にこんな油絵はとても気分転換になるものです。
私個人はこんなタッチの絵も大好きなのですが、この画風は人の好みがはっきりしていて、私の水彩画を好んで下さる方々には少し不評のようです。
繊細さに欠けるからかしら？・・・
が、それでもこれらの花々を好んで下さる方々もいて下さいます。
そういえば、カメラマンの男性の友人は、この絵が一番好きだと言ってくれていましたっけ。

以前、黄色いチューリップや百合などもこの手法で描きかなりのお気に入りでしたが、既に手放してしまいました。
どちらの方もとても気に入ってご購入下さったので、きっとその絵はその方のもとで幸せに咲いていることでしょう。

話は逸れてしまいましたが、トイレのデコレーションに。
それで、それらの白い花に合わせて、窓際に白い貝殻の形のアメリカのアンティークミルクガラスに白い造花の胡蝶蘭を飾ってみました。

実は造花も胡蝶蘭も好きではありませんが、なんかとてもいい具合です。
昨今の造花は、本物と見分けが付かぬほど素晴らしい物が沢山で、とても驚くことが多く、最近はこんな飾りも取り入れている私です。

でも、気付いたらそろそろ８月のカレンダーもお終いです。
９月はオレンジ系の薔薇と深い紅色ガーベラ。
さて、どんな飾り付けにしようかと楽しく思い描いている私です。
２０１５．８．２１　　　　小出　麻由美