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2006.09.06
酔芙蓉
八重咲きの薔薇のような酔芙蓉がとても好きです。朝、開いた白い花がだんだんと薄いピンクから濃いピンクへ。そして、夕暮れには深いワインカラーになって萎みます。その様子がお酒に酔ったようなのでこの名が付けられたようですが、花にとっては迷惑な話ですよね。この芙蓉は、一日花ではなく翌日になっても咲き続けるため、一本の木に三つの色が入り混じることがあり、それはそれは美しい大きな薔薇の木のようです。
実は、我...もっと見る
2006.09.05
ブーゲンビリア
この花も私の幼い頃には遠い南国のもので、グラビアでしか目にすることのない花でした。この花が世に知られるようになったのは18世紀に入ってから。フランス人の探検家L.A.ブーゲンビルに因んで名付けられたそうで、南アメリカ原産のツル性の花木です。最近は日本でも色々な種類の鉢植を見かけるようになりました。一般的にはオペラレッド<濃いローズ色>が殆どですが、他にホワイト、オレンジ、ピンクなどもありま...もっと見る
2006.09.03
黒柳朝さんのジギタリス
8月16日、黒柳朝さんが昇天されました。皆様ご存じの黒柳徹子さんのお母様です。私は、徹子さんは勿論のこと、お母様の大ファンでしたからなんだか寂しいです。彼女が執筆された御本を数冊読んで、すっかり大の仲良しの気分になって、いつかお会いできるものと勝手に思い込んでいました。彼女もクリスチャンで某教会で講演会をされた時のテープがあり、それを聞いて大笑いしたものです。同じ人生、絶対楽しく明るく前向きに生き...もっと見る
2006.09.01
オニユリ
私の生まれ育った大分の小さな町には、オレンジのオニユリが野生の花としてあちこちで鮮やかに咲いていました。子供の頃は嫌いな花だったので、感動することもなく、オレンジ色も好きではなかったので、あの色がせめてピンクだったらなあ、なんて思ったりもしていました。ユリの花に付いている濃い茶色の斑点と茎に付いているむかご<珠芽>も嫌いな要因だったと思います。それに名前が良くなかった。子供の大嫌いな鬼だなんて・・...もっと見る
2006.08.31
エンジェルストランペット
十代の頃、私の実家に百合に似た沢山の白い大きな花をつける草木が一本ありました。
父がどなたかに分けていただいた苗が、ぐんぐん伸びて年々花数が増えてゆき、二.三年後には、何と!その花の数は百を超えるようになったのです!!夏の我が家の代表的な花になり、時折お客様が何処からか噂を聞いて見に来られるようにまでなっていました。殊に黄昏時は、その白い花が淡い香りとともに一段とその白さを増し、幽玄に咲...もっと見る
2006.08.29
沙羅
もし、私に三人目の娘が与えられるなら、サラ にしようと思っていました。漢字は蘭の花をイメージして 彩蘭 と。残念ながら実現しませんでしたけれど。
沙羅、別名夏椿。夏に椿に似た白い花をそっと開くから。落葉喬木。聖書では、サラは万民の母という意味で、神様に祝福された女性の名前。だから、クリスチャンの間では比較的多い名で、日本人でもクリスチャンホームの女性がよく名付けられています。以前、私の教...もっと見る
2006.08.28
サルスベリ
夏の気配が少し遠ざかっても、サルスベリの紅い花はその漢字の示す通り色褪せることもなく鮮やかです。この花を見ると、実家にあった一本の大きなサルスベリの木を思い出します。庭には沢山の種類の木が植えられていましたが、その中で、サルスベリの木だけは他の木と雰囲気が異なり、子供心に花がなくても美しいと思って眺めたものです。
色合いが薄茶と白のまだらで、木肌がその名のごとくサルも滑りそうなツルツルの手触りで...もっと見る
2006.08.26
防空壕の中の一輪のハイビスカスと椿
終戦記念日の時期になると、戦争に関連した記事やテレビ番組の放映が多くなります。戦争を知らない私たちの世代にそれはとても大切なことだと思います。二度とあんな悲しい悲惨なことを繰り返さないためにも。
先日放映されていたテレビ番組に、沖縄の看護士を志していた少女たちの物語がありました。卒業式を二日前に控えながらも親元から離れ戦地へ赴き、負傷した兵隊さん達を看護しなければならなくなった少女たちの過酷で辛...もっと見る
2006.08.25
大輪のダリア
大きい花はあまり好きではないけれど、ダリアの大輪は別。我が家には、カクタス咲きでクリーム色にほんの少しだけ花の先に淡いピンク色がさしていた、それはそれは美しいダリアがありました。ここ数年来、夏中私を喜ばせてくれていたのに、残念ながら今年は芽も出ませんでした。5月から続いた長雨のせいかもしれません。そのダリアの一番花は、本当に見事で両手を合わせたほどの大きさで、器に水を入れて浮かべていたら、娘が睡蓮...もっと見る