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2014.04.07
満開の桜
今年も待ちに待った桜の季節到来です!
京都の有名どころは観光客であふれて、<お花見>というよりは<お人見>(笑)と言っても過言ではないかもしれません。
だから、京都に住んでいても先ず観光名所の桜を見に行くことはありませんね。
でも、光栄なことに私の家のすぐ傍に桜並木の続く美しい名所に劣らぬ場所があり、この時季はいつも散歩をしながら神様に感謝を捧げています。
車で走って数分の所にも素晴らしい桜があり、折に触れ眺めている私です。
今年は春が少し遅く寒い日々が続いたので、庭の手入れも遅くなってしまい、桜が満開でもひたすら庭の鉢植えの植え替えと格闘している私です。
その為に土や小石、肥料を買い込んで運ぶことがかなりの重労働で、年々辛く感じています。
でもこれをちゃんとこなすことにより美しい花が約束されますから、手抜きはできません。
だんだん一気に仕上げる事が難しくはなってきましたが、こんな作業をできることが本当に感謝に感じる年齢です。
庭仕事は一人で黙々と作業する時間で、人生を振り返ったり希望を抱いたりして垣間見る、私にとっては掛け替えのない時間です。
雑草を抜き取りながら過去の失敗を反省したり、枯れてしまったような茎や枝に新しい命を見出し、苦しみの中から喜びが見出せることなど・・・
ヘルマン・ヘッセも庭仕事がとても好きだったようで、著書<庭仕事の愉しみ>で恐れ多くも彼と同じ気持ちを共有していることを嬉しく思ったりしています。
桜も美しい満開時季は本当に三、四日くらい。
殆どが風雪雨、暑さや寒さ、害虫と闘って得られるもの。
毎年、桜を通して神様の愛を深く深く思わせられる私です。