昨秋、園芸店にて苗ラベル写真を見て驚いて購入して植え込んだ紫の牡丹。
果たして本当にこんなモーヴ系の紫の花色なのかとちょっと疑問に感じながらも、とりあえずは近い紫系の色だろうと咲かせてみることにしました。

苗を大きめの鉢に植えて肥料を与えて待っていたら、早春に大きなふくよかな蕾が三つ。
花の咲くのを今か今かと待ちわびていたら、やはりラベルのような深い紫というわけにはいかなかったけれど、今まで目にしたことのない美しく濃いマゼンタカラーの花が開きました。

その珍しい牡丹の花色を喜んでいる最中、いつもと違うお散歩コースを選んで歩いていた時のこと。
見上げた大邸宅のお庭に色とりどりの牡丹が満開中ではありませんか！
そして、その中に私が今年初めて目にしたマゼンタカラーの珍しい花も咲いているではありませんか！
そう、そこのお宅は日本画家の有名な画伯のお住まい。
こんなに色々な牡丹を咲かせていらっしゃるなんて、流石は有名日本画伯のお庭ですね。
これまでに数種の牡丹を咲かせておられる個人宅の庭は、拝見したことも聞いたこともありませんもの。

最も牡丹は一株が大きくなるので小さな庭では、沢山の種類を咲かせるのは難しいことです。
本当に牡丹は存在感がある艶やかさですが、残念なことには花季があまりにも短く儚すぎます。

でも花が大きく花びらがとても多く軽やかなので、ポプリには打って付け！
三輪の花から沢山の綺麗な色のポプリが出来上がりましたよ。

２０１５．５．５　　　　小出　麻由美