今、我が家の小さな庭は秋薔薇がちらほら咲いていますが、やはり春の薔薇庭に比べたら寂しげです。

それなりにハイビスカスやゼラニウム、ニチニチソウなどの花は咲いてはいるのですが、夢のような春の薔薇たちを写真で眺めると、まるで遠い昔のように感じてしまいます。

今年は我が家の薔薇庭を皆様にお披露目しないままに、時が流れてしまったので、遅ればせながら少しだけ回想ご紹介させて頂きますね。

こんなにも美しい薔薇たちがこの庭で咲いていたなんて、初秋の庭からは想像出来ないくらいです。

殆ど消毒も施していないので、今は黒星病や貝殻虫たちに襲われて可哀想な薔薇苗たちです。
少し夏剪定も施しましたが、来春もあんなに綺麗な薔薇が咲くとは信じられないような様変わりした状態に溜息です。
でも、これから冬に向けきちんと剪定をし、植え替えをしたり肥料を施したりすれば、見違えるように春の夢の薔薇庭が実現です。
ガーデナーにとっては、これからが一番忙しく、手の抜けない季節到来です。

薔薇を育てていると、天地創造の神様の存在を深く再認識させられます。
冬に死んでしまったようなトゲトゲの茎から、早春には赤い小さな芽が吹いて、だんだんと沢山の葉を茂らせ、その間からふっくらとした蕾が一杯付いて想像も出来ないような美しい花をたわわに咲かせてくれます。
神様は、私が少しお手伝いすることにより、春の庭をまるでエデンの園を思わせてくれるような夢の場所に彩って変化させて下さいます。

ガーデニングは、信仰と人生にもちょっと似ています。
全ては神様との共同作業で、神様の声に素直に聞き従うと、あらゆる試練（酷暑、極寒、病や虫など）から護って下さり、更にそれを超えて全き素晴らしいものに変えて下さいます。
私にとってガーデニングは、いろいろな聖書の学びを教えてくれる世界観でもあるのです。

２０１７．１０．１０　　　　小出　麻由美