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2017.11.07
スワロフスキーの薔薇二輪
ガラスが大好きだから、当然のことスワロフスキー社の商品の中に好きな物が一杯です。
でも、高価なのでそんなにあれもこれも蒐集出来ません。
20代の頃からいつか欲しいと思っていた睡蓮の花のキャンドルスタンドを、主人が海外に行った帰りに免税店でお土産に買ってきてくれた時は本当に嬉しかったです。
お値段が免税店だとかなり格安で、それからは日本ではショールームで見るだけにして、またいつか海外に出かけるときに購入しようと決めていました。
それから数年経ち、日本のショーウィンドウにてキラキラ輝く開きかけの薔薇一輪を発見!今度は絶対これだわ!!!
有難いことに、また主人の海外行きがあったので、その薔薇を所望しました。
が、帰国前国際電話にて「薔薇の横には変なモンが付いているけど、それでもいいの?」と言う問い合わせ。
「ええ~~~そんなはずは!?」との私の問いかけにも動じません。
「おかしいわねえ~私が見た薔薇は素敵だったのに、きっと異なる薔薇なのね…それなら仕方ないわ。いらないわ・・・」
私のがっかりした声に、「でも、カトレアならあったよ!それは花一輪で変なモンは付いてなくて綺麗だったよ!」
「カトレアのスワロフスキーは知らないけど、変なモンが付いてる薔薇よりいいわね。じゃあそれにする!」と私。
「花の芯に色が付いていて、二色あるけど、どちらにする?琥珀色とワインカラーがあるよ。」
流石に二つともとは言えないので、見てもないので究極の選択で、ワインカラーに決めました。
カトレアはそれほど好きな花ではないのだけれど、それでもキラキラ輝く初めて目にしたスワロフスキーのカトレアはやっぱりとても綺麗で大満足な私でした。
さて、それから時は過ぎて、私はスワロフスキーのショーウィンドウで、またあの一輪の薔薇にうっとり。
それにもやはり主人の言う変なモンは付いていなくて、開きかけの薔薇の横には葉っぱが付いているだけでその葉の上には素晴らしい水滴の雫までキラリ!
主人が見たのは一体どんな薔薇だったのかしら?
それに、これまでこの商品より他の薔薇も見たこともないけれど・・・
そして、また年月は流れ、ついにその変なモンの正体の謎が解けたのであります!!!
じ、実はそれ、薔薇の葉と雫のことだったんです!
ガ~~~ン!私の主人は何故この美しい薔薇の葉と雫が変なモンに見えるのか!?
本当に未だに謎です。
それで、またまた海外に主人が赴いた時には薔薇を再びお願いし、私のもとにもキラキラ輝く無色透明の開きかけの薔薇が無事に手元に届けられたということなのです。
だけど、その彼の変なモンのお陰で、私は余分にカトレアまで手に入れることが出来たのですから、喜ばしい間違いでしたけれどね!(大笑)
もう、これでスワロフスキーのガラス蒐集もおしまいかな~と思っていたら、何と!また百貨店のショーウィンドウにて、同じデザインで花の部分だけ薄紫の薔薇を発見!!!
こ、この色合いは私のモンではありませんか!?
しかし、もう海外に行く計画は暫くありそうにもないし、さりとて正価で購入する気分には全くなれません。
<もしまた、巡り合う機会があればきっと神様がプレゼントして下さるわ・・・>
ということにして。
それから、更に月日は流れ、この秋友人の車で三田のアウトレットへお買い物。
そこで、入ったスワロフスキーのお店に、な、何とあの薄紫の薔薇が一輪咲いているではありませんか!!!
お店の方によると、この度初めて、しかも入荷したばかりで大変珍しいということ!
まさか国内でこの珍しい薔薇が、もうアウトレット価格で手に入れられる何て思いもしなかったので、主人に早めのクリスマスプレゼントにして貰うことに即決定しました。
(実は事後報告です!苦笑)
それで、我が家で二輪の美しいスワロフスキーの薔薇が永遠に咲き続ける幸運に恵まれたという訳なのです。
その薔薇をいつでも目にしていたいから、早速その二輪が埃の心配なく飾れるガラスケースを探して、今では食卓の上でいつもキラキラ輝いてくれています。
しかし、どう考えても未だに主人のあの<変なモン>は謎です!
だけど、主人にとっては何故妻がそんなにキラキラ光り物のガラスを好むのか、そちらの方がずっと謎のようですけれどね!(苦笑)
2017.11.7 小出 麻由美