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2019.07.03

百合*トライアンファーター

12の蕾のコオニユリが咲き進むお隣で、それよりも更にぐんぐん背が伸びて大きな蕾を付けた百合の名は <トライアンファーター>。
オリエンタル系のダイナミックな品種の百合で、大好きな鉄砲百合の花と同じ形の巨大大輪咲きのくすんだピンクの珍しい色合いの花を咲かせます。
二年前、通信販売で購入した球根でしたが、初めての年には蕾を虫に食べられてしまい、一つも咲かせられませんでした。
百合は丈夫だと過信しすぎていました。反省!
それで、次の年からは蕾が上がってきたら、薬剤を撒いては虫に食べられぬよう細心の注意を払いながら、観察していました。
その甲斐あって、次の年は見事なピンクの大きな花を数輪開いてくれました。
そして、今年はかなり大きく育って2メートルは超える巨大な百合に成長です。
蕾を数えると、こちらもコオニユリと同じ数の12輪!
でも、残念ながらそのうちの1輪は枯れてしまっており、花の約束は11輪です。
百合の法則の数って決まっているのでしょうか・・・
どちらも同じ12だなんて。
本当は庭でそのまま咲かせて自然の姿を楽しみたかったのですが、蔓薔薇に覆われて花がリビングからは愛でられない状態。
それで、1輪開花したところで長めに茎をカットして我が家で一番大きな花瓶に活けました。

何せ大輪の花が11も咲くのですから、1本でもかなりのボリュウムです。
家の中に飾り大正解と感じたのは、とてもふくよかな甘い香りを持っている百合だったから。
殊に夕暮れから強く香りはじめ、夜の間中家の中が芳香に包まれるのです!
こんな香りを誰も居ない夜中の庭に振り撒いて、知らずに終える何てそんな勿体ないことはありません!
カットして家の中に活けて本当に良かったです。
生い茂った蔓薔薇に感謝です。

初めて咲いた花から最後の11輪目が枯れるまで、10日間楽しませてくれました。
コオニユリに比べたら半分位の期間でしたが、庭で咲かせるのとどちらが長持ちするのかしら?
何れにせよ、花と共に生活できることは私の大きな幸せです。

このトライアンファーターも描いたことがありませんでしたので、水彩画のピンクの笹百合をお披露目です。

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2019.7.3     小出 麻由美

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