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2020.12.16
マイガーデン口絵97号 冬号 クリスマスローズ
毎号編集長と打ち合わせもなしに、季節に因んだ私の好きな花とエッセイを掲載して頂いていますが、今回はクリスマスローズの特集記事と重なり、嬉しい冬号となりました。
エッセイにも綴りましたが、クリスマスローズは育てやすいのであまり枯れることもなく増えて行くので、我が家の小さな庭ではそろそろ増やすのは限界に来ています。
今号のマイガーデンの掲載にある埼玉県秩父市には、クリスマスローズとシクラメンが彩られている雑木林の庭があるそうで、素敵な花の景色にうっとりです。
クリスマスローズは洋風の庭だけでなく和風の庭にも似合う不思議な魅力の花だと雑誌をめくって改めて感じさせて頂いています。
日本の教会でアンネのバラを栽培しているというお話は聞いたことがありましたが、日本の中学校でこんなに素敵にアンネのバラを沢山栽培されていたなんて全く知りませんでした。
アンネの父親のオットー・フランク氏に生徒たちがアンネへの手紙を送ったことが発端になり、オットー氏からバラが贈られてきたそうです。
思春期の青少年たちがアンネの日記に触れて、大切なことを継承して行かれる精神を培い、理念を抱いてアンネのバラを育てて増やしておられるなんて、本当に素晴らしいと思いました。
私もクリスチャンなので、ユダヤ人の方々に対しては本当に感謝と尊敬の念を抱いております。
白砂伸夫先生の長期連載のミステリーローズは今回赤い薔薇で、私の住む京都にも素敵な赤い薔薇のミステリーローズがあることを知り、訪ねて行きたい思いになりました。
それにしても、日本だけでもこんなに由来のはっきりしない薔薇があることに驚きます!
他にも素敵な個人宅のお庭や、素晴らしい盆栽の写真も満載で見入っております。
年4回、こんな素晴らしい特集を組んで、充実した記事を集めて一冊の本に仕上げる作業はとても大変でしょうけれど、素晴らしいお働きだと感動するばかりです。
そんな雑誌の巻頭頁に私のイラストとエッセイを飾って頂けるなんて、とても幸せな事とこの一年を改めて振り返り感謝の思いを一杯抱いています。
2020.12.16 小出 麻由美