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2013.06.02
私の庭の薔薇
好きな花は?と尋ねられると、やっぱり薔薇!と答えてしまいます。
薔薇は特別な花。
その形、色、香り・・・また咲き進むとどんどん表情を変えるのも大きな魅力。
そんな薔薇たちを自分の庭で育てる事が夢でした。
更に夢は膨らんで、今度は薔薇のみだれ咲くパーゴラの下でティータイムを過ごすこと!
甘い香りに包まれて一日中そこで過ごせたら、きっとそれは天国でのひとときを思わせてくれるのだと勝手に思っています。
しかし、薔薇を大きく育てるのは、高温多湿のこの日本では並大抵のことではありません。
虫と病気との格闘の末、冬の剪定もし、時にかなったほど良い栄養もたっぷり与え得られるものなのです。
正直、時間と費用がかかりすぎます。
そのことはよくわかっているので、薔薇を大きくすることに心注ぐことはずっとブレーキをかけていた私です。
が、やっぱり昨今の薔薇人気で新しい大好きな薔薇たちが続々と紹介されるし、雑誌も薔薇特集ばかりで、もう手を染めないわけにはいかなくなってしまいました(笑)
そこで、昨年秋に大きなパーゴラを庭に設置し、その屋根を覆い尽くす薔薇計画が始まったという訳であります。
それで、強健で美しく四季咲きで香りよい薔薇探しを始めて植え込んでいる私です。
薔薇は大きくなりかけたら、虫にやられたり病気でだめにしたりと、これまでにも随分失敗しています。
これからは、もっと時間を割いて薔薇の番人になる覚悟です。
* * *
さて、今年庭に植え込んだ薔薇で大好きな種類をご紹介しましょう。
まずは、ローブアラフランセーズ。
この薔薇はホームセンターで苗のラベルに目を留めたもの。
クシャッと咲き誇ったくすんだピンクにコメントが<ベリー類を思わせる花>とあったことが決め手!
一緒に似たようなラフランスを購入し並べて植えたのですが、咲き出した時見分けのつかない似た種類を見て、もしかして同じ薔薇なの?と思うほどでがっかりしていましたが、切って水に浮かべていると不思議なくらいに変化。
ローブアラフランセーズの方が褪めたグレイッシュピンクに変化して本当にベリーを感じさせてくれる雰囲気になったのです。
もう感動です!
後で知ったのですが、この薔薇はニューローズで薔薇ソムリエのお薦めの一種でもあるそうです。
次は、アプリコットキャンディーという大好きな杏色の薔薇。
いつも足を運ぶ園芸店のスタッフの方の一押しで購入しました。
咲き始めてからすぐに、一段と美しい色合いが人目を惹いて私を虜にする薔薇でした。
一番花は、その色合いを絶賛して止まない友人にプレゼントしました。
でもそれからも次々にたくさんの花を付けて、表情もこちらもクシャっと咲いてふんわり散り、香りも良く最高に素敵な薔薇です。
美しい白い薔薇、ボレロとソンブレイユ。
実はこちらも咲き初めは全く違いが分からないほど酷似した薔薇でした。
でも咲き進むと、ボレロの方がクリーム系でソンブレイユの方がアプリコット系の花芯になりました。
別々のお店で購入したのですが、私はどうも似た種ばかり選んでしまうようです。
でもきっと秋は違いがはっきり表れるような気がして期待しています。
アルキミストと名付けられたもの。
この花は小振りでスプレー咲き、黄みを帯びた微妙な美しい杏色の薔薇。
とにかく丈夫で成長が早く沢山の花を付けるというラベルのコメントで購入しました。
多分オールドローズ系なのでしょう。
既に枝がどんどん伸びています。
この薔薇が一番ガゼボの天井を覆ってくれるのではないかしら?
あと、アイスバーグと名付けられた丈夫で雪山のように美しい白い薔薇。
薔薇愛好家にはなくてはない薔薇だそうで、美しさと作りやすさで選びました。
前年度にこの種のバーガンディー色を咲かせましたが、花付きがとてもよく丈夫なので、この二種が競い合って天井を覆ってくれたら嬉しいのですが・・・
他に思ったほどではなかった薔薇も植え込んでしまいましたが、やはり実際に育ててみないと自分の好みは把握できないと思っています。
とにかく、薔薇の魅力は尽きません!
薔薇が庭に咲いていると思うと、朝の目覚めも幸せで幸せで、この時季は何処へも出掛けたくなくなります。
始終悪い虫のチェックに目を光らせながら夜中も偵察ですが、その甘い香りに包まれると、至福の思いに満たされます。
薔薇を咲かせて下さる神様に感謝で一杯です!!!
そして、そんなわたしをいつも温かく見守ってくれる主人にも。
彼が元気で一生懸命働いてくれるから、私の薔薇生活が維持できるのですものね!
この時季、食卓のテーブルの上はおかずよりも薔薇の数の方が断然多くなる我が家なのに、愚痴は全くこぼさず、いつも笑顔で応援してくれる彼に感謝です。
娘がひとこと「薔薇が食べられたらいいのにね!」と・・・
2013.5.28 小出 麻由美