今年も残暑厳しく、庭の花たちも辛そうですが、そんな中でも健気で楚々と咲く花はセージたちです。

私は野趣あるセージが大好きです。

今回のマイガーデンの秋号には、これらのセージたちを紹介しました。

ハーブが日本に入って来るようになって以来、毎年素晴らしいセージたちに出合えて幸せです。

では只今、我が家の庭で咲いているセージたちをご紹介しましょう！

我が家で一番存在感のあるのは、リビング前で春から盛夏もそして初冬前まで咲き続けるゲンチアセージです。色はまるで蛍光色を含んでいるような目の覚めるような瑠璃色で、とても爽やかで花の少ない夏にはうってつけの花だと思います。

とにかく丈夫でよく増えるので、増やさぬように間引きが必要なくらい旺盛なセージです。色んな方に苗を差し上げて来ましたが、どこでも元気にその美しい瑠璃色を風になびかせてくれています。茎や枝は細く、手でもポキッと直ぐに折れるのでとても扱いやすいセージです。手折った時の香りが正にセージの馥郁たる匂いです。よく黒アゲハ蝶や熊蜂がやってきては美味しそうに花の蜜を吸っています。

チェリーセージなどの小さな花のセージも花を絶やすことがありません。直ぐに増えるので鉢の植え替えは常時必要ですが、挿し芽でもよく増えるようです。

コクネシアは私の大好きなセージで、ホワイトやコーラルピンクを選んで植えています。時折思い掛けない場所から、芽を出してくれているので、嬉しく移植を施しています。

この初夏、グレイッシュパープルの素晴らしい色合いのコクネシアを見つけました！

こちらも零れ種で増えてくれることを願っていますが・・・

今年初めてのサルビアマナウスという花もお気に入りです。三色ありましたが、ピンクとワインカラーを植えました。花が少ないのが残念ですが、とても野趣ある雰囲気で好きです。

ブルーセージも庭を彩ってくれています。水色のアズレアセージはまだ蕾です。

暫く我が家の庭は、野趣あるセージたちが庭に優しい色合いを添えてくれて幸せです。

２０２２．９．１８　　　　　小出　麻由美