先月親友が届けてくれた三種の北欧の薔薇が、次々と開き始めました。

届いた時は堅い蕾で鮮やかなオレンジ色一色だけだったのに、花びらがひらひらほどけてくると、まるでオーロラのような微妙な淡い色合いが混じっていて、それが光を受けると本当に輝くようです。

この薔薇は北欧の日射しの少ない条件でも開花するように改良されたもので、花期も驚くほど長いのが利点だそうです。
そのせいか、通常の薔薇よりもずっと蕾の状態が長く、開くまでにもかなりの日数を要します。
まるで蘭みたいですね。
だから、楽しみな期間もとても長く嬉しいものです。
開いてからも随分長く楽しめます。

咲き進んでも花びらが散ることがないので、何となく精気がなくなってきたら、花の部分だけを切ってそのまま乾かすと、花の形のままの綺麗な色合いの素敵なポプリに仕上がりました。

きっと北欧の方々は、憧れの薔薇を窓辺で咲かせられて、幸せを感じていらっしゃることでしょう！
私もいつか一度は見てみたいと思っているオーロラですが、こんなオーロラのような薔薇に出会えて幸せを感じています。

改めて親友に感謝です！！

２０１６．４．９　　　　　小出　麻由美