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2016.04.16

一輪のテ・ナチュール

今日思い掛けず、美容院から帰ってきた娘から素敵な薔薇を手渡されました。

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母の日でも誕生日でもないのに???

「おかあさん、いつも私をフォローしてくれてありがとう!」
優しい言葉が身に沁みます。

とびきり素敵な薔薇一輪、テ・ナチュール。

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フランス語で紅茶。
そう、極上の紅茶を思わせるシックな色合いの薔薇。
その色合いは、紅茶色を帯びた深いパープルピンクとでも形容したらよいかしら?
蕾から開ききるまで微妙に変化する、それはそれはうっとりするような色の薔薇。

この薔薇との初めての出会いは、親しい友人が数年前宅配便にてこの薔薇のブーケを届けてくれてから。
あまりにもの素敵な薔薇に息を呑むほど!
早速水彩画で描いて、カードにして頂きました。
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一輪の薔薇から、ふとイギリスの宣教師ご夫妻の素敵なお話を思い出しました。
そのご主人は、誕生日でも結婚記念日でもない、とにかく普通の日に、奥様の一番好きな紅い薔薇を一輪だけ買って帰る日を年に数回設けているとのこと。
たった一輪の薔薇が、夫婦の深い愛情表現に繋がると力説しておられました。
なんとも羨ましいことと女性たちは羨ましく聞き入ったものです。

その話は教会の礼拝中のメッセージで語られ、多くの男性たちも聞いておられましたが、彼らは「西洋人であるがゆえの特別なこと。」とあまり意に介さなかったご様子。
師である彼はそこで反論。
「ならば、どうしてガソリンスタンドにて、女性デーに花一輪プレゼントを実施したら多くの女性が並ぶのか?」と。
残念ながら、どうやら日本の男性は女性に花を贈ることが気軽に出来ないみたいですね・・・

映画やテレビで、海外の男性がよく女性に花をプレゼントしているシーンを目にして、本当に羨ましく素敵に感じるものです。
日本人の男性はどうして、気軽に花を贈れないのでしょうか・・・
本当に一輪でも嬉しいのですけれどね・・・
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そういえば、私は過去に、主人から河原に咲くコスモスや山に咲いていたアジサイを不意にプレゼントされて、とても嬉しかった想い出がありましたっけ・・・
ねだって数年間、年の数だけ薔薇をプレゼントして貰っていた時期もありましたが、数が多くなったからと一方的に止められてしまいました。
最近は全く一輪の薔薇すらプレゼントして貰えないので、ひたすら自分で一輪以上の花を買っています。(笑)
きっと私は花の好みがとてもうるさいので、彼には選べない怖さもあるのでしょうけれどね!(苦笑)

でも、娘からこんな素敵な薔薇を特別な日でない日にサプライズで貰えるなんて、母として本当に嬉しく思います。

このテ・ナチュールは普通のお花屋さんでは残念ながらなかなか探せない薔薇です。
娘がこの薔薇を見つけたのは、京都の素敵なお花屋さん<プーゼ>にて。
そのお店は偶然にも私がつい先日、本屋さんで見つけて思わずうっとりしていた<ばらの本>の作者・浦沢美奈さんが主宰なさっておられる花屋さんで、是非とも行ってみたいと思っていたお店なのでした。

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パリを意識したお店だそうです。
娘から、素敵な薔薇ばかりあってとても迷ったそうですが、この薔薇は庭にもなかったようだし、色合いが微妙に変化して素敵だと店員さんに薦められて選んだとのことです。

ありがとう!!!

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素敵な娘に成長してくれ、そのことはこの一輪の薔薇にも換えられない喜びに感じていますよ!!!

2016.4.7     小出 麻由美

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