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2013.07.14
コンサートの花束*同志社栄光館
ピアニストの樹里亜は東北ツアーコンサートから戻って、すぐに休む間もなく今度は同志社大学の素敵なチャペルの栄光館にて同志社女子中高生のためのコンサート。
今、同志社はNHKの大河ドラマ<八重の桜>放映中のため、話題の学校。
今回のコンサートには、娘野夕梨が樹里亜作曲の ♪エステル に合わせてエステル王妃を踊ることになり、私も同志社女生徒達1500人に混じって観客にさせて頂く光栄に恵まれました。
歴史ある古いチャペルは外観だけでなく、天井が高く葡萄を模した照明がいくつもぶら下がっており、内装もとても雰囲気のある素敵な会館でした。
(葡萄は聖書の中でイエス様がよく例えに登場する植物なのです。)
大きなパイプオルガンも設置されてあり、聖日礼拝にはこのパイプオルガンが鳴り響き賛美の伴奏を奏でているそうです。
日本でパイプオルガンが設置されている教会はあまりないので、とても羨ましいですね。
実はその昔、わたしが短大生の頃、バッハ合唱団に所属しており、この栄光館でクリスマスコンサートをしたことがあったのでした。
なんと!有料コンサートでしたのですよ。
最も指揮指導の先生がドイツで研鑽された京都では有名なオルガニスト津田能人氏(当時同志社高校の音楽の先生)で、先生のソロオルガン演奏付きでプロのソリストにも加わって頂いたコンサートでしたけれどね。
数回この場所で歌のレッスンもさせて頂き、青春時代のよき思い出の場所でもありました。だから、懐かしく素敵なひと時を過ごさせて頂いた栄光館、この教会へ行く機会が与えられただけでもとても幸せでした。
さて、この度この会館に新しくフルコンサートのピアノを新調されたことも手伝い、宗教の授業の一環として、コンサートお招きを受けた樹里亜の体験談を交えた素晴らしいコンサートのお話を少し。
わたしの大好きな讃美歌90番♪ここも神のみくになれば が樹里亜の素晴らしいアレンジで始まり、シベリウスの♪フィンランディアピアノバージョンやオリジナル曲*♪エステル、♪青い鳥、そして最後にベートーヴェンの♪喜びの歌 を彼女が学んだ地ブラジル風などにアレンジをした素晴らしい曲で締めくくり、きっと生徒さんたちも大満足の宗教の時間だったと自負しています。
テーマの素敵な言葉が「ヘレン・ケラーが初めて言葉というものをあるのを知った日の晩、ベッドの中で嬉しくて、この時初めて早く明日になればいいと思いました。」というもので、樹里亜が素敵な事を見つけ夢に向かって探して行くことの大切さを、彼女のエピソードを交え話し、素晴らしい感動を呼んでいました。
なんとなく夢が持てない今の日本の風潮の中、このコンサートが少しでも若い娘さんたちの夢を引き出し、一筋の希望を見出せるきっかけになりますように・・・
野夕梨も素晴らしい♪エステルの曲に自ら振付した王妃を白いドレスで演じて踊り、樹里亜のピアノコンサートを惹きたててくれたと親バカながら感じていました。
今こんな素敵な二人娘の母親でいられることを、本当に神様に感謝しています!
* * *
今回のコンサートでも、それぞれ二人の娘にとても豪華な花束を頂きました。
さあ、それでこれからは私の仕事の始まりです。
大きな花束をバラバラにして、まずは一番の存在感ある大きな深いマゼンタピンクのカトレアを細長いガラスの花瓶に。
この花瓶はなかなか花を活ける花瓶に登場できなくて、デコレーションとしての出番ばかりなのですが、このカトレア二輪はバッチリお似合いですね。
高価なカトレアを切り花で自分で買うことなどないので、もうこのスチュエーションには出会うことはないかもしれません。
次に、こちらも高価なシンビジュウムの切り花。
こちらも二輪で丈の高い脚付きの細長い透明の花瓶に活けて。
この花瓶は出番が多く本当に我が家で重宝しています。
夏の豪華な定番の切り花グロリオーサは、黄色いシンビジュウムと黄色い薔薇を合わせて。この豪華絢爛なブーケは、黄色を帯びた吹きガラスにしっくり馴染んで。
大好きな鉄砲百合は四角い透明な大きなガラスがぴったり。
最近はカサブランカリリーなどの華やかな百合が主流で、意外と鉄砲百合が使われることが少なくなったので、私には一番嬉しい花でした。
まだ蕾ばかりなので、しばらく楽しめそうなのも嬉しいですね。
ピンクの薔薇はピンクのブバリアと短く束ねて、淡いピンクのアンティークガラスに活けて。とても可愛らしいブーケになりました。
最後に紫色のアスパラの花だけを束ねて小豆色のガラスの花瓶に。
野夕梨はこれらの花の中でこれが一番好きな花なのだそうです。
この暑い夏、我が家は只今花の楽園です!
2013.7.11 小出 麻由美