7月２２日、梅田のカワイコンサートサロン＊ジュエ（フランス語で奏でるという意味）にてジュリアコンサートが開催されました。

今回は＜ブラジルを奏でる＞と題して、前半は彼女の大好きなヴィラロボスのピアノ小品集から9曲。
休憩をはさんで、後半はブラジルに纏わる素晴らしい大曲を演奏してくれました。
中南米の＊ラプソディーインブルー　をピアノのみでオーケストラ版に編曲したものと、ベートーヴェンの＊喜びの歌　を自身でサンバ風にアレンジを加えたもの。
そして、こちらも自身の手による編曲でホルストの＊ジュピター。
それらの大曲の間に、私の初めて耳にするブラジルの作曲家、ベラスケスやナザレの美しい小品集も披露してくれ、会場はしばしまるでブラジルを旅しているような心地よき雰囲気に包まれました。

ブラジルと聞くと、何だかノリノリの楽曲ばかりのように感じるかもしれませんが、哀愁を帯びた私好みのロマンティックなメロディーも沢山で、本当に素晴らしい演奏会でした。

今回は、カワイ楽器製作所提供による特別なピアノ・シゲルカワイ　にての演奏で、よりジュリアの才能が発揮されたコンサートでした。
贅沢な小さなホールでしたが、いつかこのピアノで大きなホールでジュリアの演奏を聴いてみたいと思ったものです。
きっとそれは私だけではないでしょう。
それで、コンサートが終わった後は暫く我が家に滞在です。
とても蒸し暑い京都ですけれど、彼女の故郷の一つの地でもありますからね。

それで、また沢山のブーケを携えて訪れてくれました。

元気の出る黄色い夏の向日葵のアレンジメント。

涼し気なホワイト＆ブルーのトルコギキョウとデルフィニウムのアレンジメント。

赤い情熱的な薔薇とグロリオーサのアレンジメント。

どれもみなジュリアをイメージした素晴らしいブーケです。
我が家までお零れに与かれ幸せです。

２０１６．７．２４　　　　　小出　麻由美