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2013.02.20
プリムラ*ふわふわ
小さな鉢にあふれるようにふわふわと咲いた、最高に美しい二種類の色合いのプリムラを見つけました。
その名も<ふわふわ>。
このネーミングちょっと安直すぎるのでは?と思わなくもありませんが・・・
でもその色合いの美しいことと言ったら、茶色がかった杏色?としか表現できないのですが、とにかく大好きな色合いです。
そして、もう一種はくすんだワイン色?こちらもわたしの大好きな色合いです。
でも、お花屋さんのオーナーによると、この花が入荷して来た時、ふわふわ零れるように咲く姿は綺麗だけれど、果たしてこのくすんだ色合いで売れるのかどうかと訝ったそうです。
が、わたしが入荷してすぐに目を留め、一番に連れ帰り安堵したとのこと!
確かに、この類の色合いは好みがはっきり分かれてしまうそうなのです。
以前、あるお花屋さんでくすんだレンガ色のカーネーションを母の日の贈り物にしたところ、枯れていたとのクレームもあったそうですから。
だから、お店に置くのも結構躊躇うことも致し方ないことかもしれませんね。
でも、わたしみたいな者が近くに住んでいると、絶対にその色合いの花は売れるので安心して、仕入れをして下さいませね(笑)
そういえば、私事でも出版社にくすんだ花の画を届けると、すぐに却下されてしまいます。
仕事となると売れなければ商品にしても仕方ないので、こちらも強くは推せません。
わたしの周りの友人たちは、わたしと同じような色合いを好む人が多く、もっとくすんだ色合いのものをと所望してくるので、なかなかそのギャップには苦しみますが・・・
でも、その地味な美しさ?に魅かれ描き続けるわたしです。
油絵の先生も華やかな色合いがお好きなので、わたしがくすんだ花束を持って行くと、「絵にならない!」と即却下されます。
でも、めげずに描くわたし、悪い弟子ですけれどね(苦笑)
そう、今回もめげずにこのくすんだ色のふわふわプリムラ描いてみました。
少し華やかになるよう、大好きなブルー系のゼブラブルー、ブルーパレット、ブルースの三種も加えて、春爛漫を待ち焦がれるように・・・
2013.2.1 小出 麻由美