あっと言う間に散ってしまった今年の桜。

せめてその花びらで敷き詰められた小道を歩いて余韻に浸りましょう。

薄紅色の淡い花びらの絨毯の上を歩けば、満開の桜を愛でているのと同じ詩的な気分に・・・

そして、花より団子とまでは言いませんが、やはりお団子も魅力的です！
今年も素敵な桜のお菓子に巡り会えました。

大阪のお店からお土産に頂いた桜餅をパイ生地で包んである、初めての麗しいお菓子。
折重ねたパイ生地の上に飾られた桜の花びらの塩漬けがとても素敵です。

和洋折衷の絶妙なバランスの味わい！
紅茶でも日本茶でも合いますね。

もうひとつは、京都の老舗＜仙太郎＞のこの時季だけの桜の上用饅頭。

こちらも桜の花の塩漬けが、小さな白いお饅頭の上に飾られて可愛らしい出で立ちです。
毎年この時期に仙太郎へ行くと必ず買うお菓子です。
程よい甘さの漉し餡が大好きです。

桜の季節は本当に短いけれど、いろいろな桜尽くしで満ち溢れた風情のある日本。
フランスに生まれたかった・・・なんて日頃口にしている私ですが、やはりこんな細やかな季節を大切にする日本は大好きで、日本に生まれたことを本当に幸せに思います！

２０１５．４．８　　　　　小出　麻由美