二間続きの和風の部屋をシアタールームと私のアトリエに分けた改装をしましたが、杉で繊細に線だけで造った欄間をふさぐことは憚られたので、アトリエ側にステンドグラスを嵌め込もうと思い描いておりました。

いろいろ考えあぐねておりましたが、アンティークのステンドグラスを使用することに決め、ネット検索しておりましたら、京都市内に沢山のアンティークステンドグラスを取り扱っている店舗を見つけました！

その名も＜ウェリントン＞
その店内に売られているステンドグラスを選べば、オーダーサイズに応じて加工して下さるとのことで、早速お店に直行です。
主人を運転手に辿り着いた伏見区にあるお店は、大きな倉庫の中に数え切れない数のステンドグラスを有しており、何処から見て行けばよいのかわからないほど！

驚き喜び踊りながらイメージのステンドグラスを探す至福の時間を過ごしたものの、欄間は二つに柱で分けられているので両方のイメージに合うステンドグラスを探すのは至難の技でした。
アンティークだから、好みの同じ絵柄のガラスは二枚なかったのです。

それからは、帰ってネットに掲載されたステンドグラスを探す作業の始まりです。
やり直しはできないので少し時間は掛かっても、慎重に好きな物を選ぶ作業開始です。
有難いことにこのお店には日々新しいステンドグラスが掲載されます。
私と好みが同じ親友の助けを借りながら、終に見つけた二枚のピンクの薔薇の柄！！！
これで決まり！
でも、今度はその四角いステンドグラスを横長に加工するためのデザイン開始です。
こちらも親友のアドバイスを頂きながら、後ろの縦線の杉欄間があるのでごくシンプルにすることに。

少し時間を要しましたが、納得のいくデザインが出来上がりついに商品が届き設置して、長年の夢のアトリエがやっと完成です！

これだと完全和風のシアタールームから見ても、大正ロマン風の和を損ねない良い感じです。
洋と和の融合は本当にお洒落で大好きです。

私はもともとステンドグラスが大好きでしたが、我が家は絵が沢山あり、花の好きな私は花を欠かさない生活をしていますので、その上ステンドグラスまで取り入れると、ごちゃごちゃしてしまいまとまりのつかないインテリアになるのでは・・・と敬遠してしまっていました。
だから、今までは和室の窓辺にスタンド形式のステンドグラスを一枚置いていただけでした。もちろん、それだけでも充分嬉しかったのですが。

でも、この少し贅沢な欄間のステンドグラスを見て大満足です！
もっと日本家屋に取り入れて欲しいです。

欄間をステンドグラスだけに設えるもなかなか粋だと感じて皆様にもお薦めです。
京都市伏見区にある良心的なアンティークステンドグラスのお店＜ウェリントン＞お薦め致します。
Wellington　ウェリントン
場所　京都市伏見区横大路朱雀９　伏水ハイツ１，２階
電話　０７５-６０４－４６１０
http://www.wellington-antique.com
２０１４．８．２４　　　　　小出　麻由美