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2019.03.05

浅春の風景

春は行きつ戻りつしながらも、確実に近付いています。
梅の香りに誘われたくて、近くの梅林公園までお散歩することに。
今年の冬は暖冬のせいで、山の上の我が町の梅たちも多分もう随分開いているはずと思いながら・・・

さて、梅林公園に辿り着くまでの小道にも、春の兆しの植物たちを見つけました。
珍しい紅色の馬酔木はいつもこの時季可愛らしい鈴蘭のような花をたわわに咲かせてくれています。

きっと、この花に芳香があれば、もっと身近に植えられる花になるのにと思いますが、残念ながら、花姿とは相反して全く香りがありません。

その傍には可愛らしい蕗の塔がちらほらと顔を出して、微笑みかけてくれていました。

この可愛い坊やたち!に出合うと春の予感満載です!

そして、いよいよ梅林公園が近づいてくると、既に辺りは馥郁たる花の香りが漂って来ます。
この香りは私にとって郷愁の香。
幼い頃、庭にあった大きな白梅の木の下に立つと、それはそれは言葉に表現できない比類なき花の香りがして、寒さも忘れしばし佇んだものでした。
私にとっては、浅春の花たちの梅や水仙、黄梅は幼い記憶の郷愁を彷彿とさせてくれる特別な香りなのです。

梅林公園に近付くと、まずは濃い紅色の艶やかな梅の花が満開で出迎えてくれました。
やはり、予想通り今年は早めの開花!

そのお隣で白梅も優しく咲き誇っています!

しだれ梅はまだふっくら蕾だったけれど、淡いピンクや八重咲の梅たちもふんわり咲いて、もうここは素敵な梅の楽園!!!

そういえば、このご近所に住む知人が、「窓を開ければ我が家の庭は梅林!」と大変喜んでいたけれど、本当にこんな公園の傍に家があったら幸せでしょうね!

私も数年前、盆栽の紅梅を購入して楽しんだ後、庭に下してやりましたら、小さな枝にも毎年沢山の花を咲かせてくれています。

梅って桜とは異なり、随分成長が遅いようです。
最も、小さな庭ではその方が有難い存在ではありますけれどね。

その梅の花と香りを楽しんだ後、大きな古墳公園の辺りをゆっくりと歩きしながら、美しい浅春の風景を楽しみ、祈りつつ神様を賛美して家路に向かいます。

 

この壮大な美しい風景を創り出して下さり、人間を慈しんで下さる天地創造の神様を褒め称えます!

2019.3.5     小出 麻由美

「浅春の風景」への2件のフィードバック

  1. 大堀 園子 より:

    こんばんは!お久しぶりです。
    そちらでは、赤、ピンク、白の香り高い梅たちが!!
    画像を見ながら愉しませていただきましたよ。
    お散歩しながら、子供の頃の思い出をたどっていらっしゃる様子も伝わってきました。

    北海道はこの冬、とても⛄が少なく、先日、驚異的な早さで福寿草が咲いてしまいました。

    今日は、まだ顔を出したばかりの、かわいい坊やを主人が採ってきて、ふきのとうスパゲティーにしました。材料は、ふきのとう、鷹の爪、フライドオニオン、オリーブオイル、塩、スパゲティーのみです。春の恵みの香りに、春を造られた神様に感謝しました。

    それではまた    お元気で       

                    

  2. 小出麻由美 より:

    園子 様
    コメント有難うございます!
    私もたった今、素敵なパストラーレのお店から帰って来たところで、このコメントに気付き大変嬉しく思いました。
    蕗の塔のスパゲッティー♥なんて、とても美味しそうですね!
    実は私は大分育ちで、あちらでは目にしたことがなく、蕗の塔を見たのは京都に来て初めてなんです。
    土筆の坊やはよく採りに行き、祖母が煮つけや炒り卵にしてくれていましたが、蕗があるはずなのに、蕗の坊やは何故見ることがなかったのかしら?
    だから、口にしたこともないのです。ほろ苦いとは聞いていますが・・・
    しかし、今年は本当に暖かでしたね!
    我が家の冬の庭もずっと花で一杯でした。
    だから、幸か不幸か春の庭の感動が少し薄らいでしましたが、それでも日を追うごとに椿や支那勿忘草やアネモネなどが沢山咲いて、それらを毎日ぼお~っと眺めては、幸せで神様を賛美せずにはいられません。
    園子さんも毎日平安でお幸せな心でいられますよう、お祈りしています♥

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