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2018.12.06
究極のブルーシクラメン
今年もシクラメンの季節がやってきました。
さて、今年はどんなシクラメンに出合えるのか、毎年とても楽しみにしている私です。
中でも新種のブルーシクラメンに心惹かれる私です。
でも、シクラメンも薔薇と同じで青い色素がないため、ブルーと言ってもそれらは紫系の色合いです。
さて、私が今年選んだブルーシクラメンは、新種で数量限定究極のブルーと謳われた4種の中から<江戸ノ青>と名付けられたもの。
花びらが小振りのシャープで繊細に尖った濃厚な江戸紫?と言う色合いの花鉢です。
花数がとても多く、今まで目にしたことのない素晴らしい花姿です!
不思議なネーミングは古典的な古代紫のイメージからかしら?
ちょっと迷ったのは<月下>と名付けられていた、同じ花で葉が銀葉タイプのもの。
その葉色ゆえに月光を受けた雪のように花色が際立つところから付けられた名前だそう。
絶対ネーミングも銀葉もこちらの方が好きだったけれど、花との色バランスは、赤味を帯びた花の紫にはシルヴァーは少し不釣り合いな感じがしたので、従来の濃い葉色の<江戸の青>を選びました。
将来もっと青味の強いブルーに近いシクラメンが生まれて銀葉の葉だったら、それは
もっともっと幻想的な私の大好きなシクラメンになること間違いなしです。
きっとそんな遠い話ではないような気がしてとても楽しみです。
話は逸れますが、アクセサリーに加工された宝石も赤系の色合いはゴールドの金具が合い、青系の宝石にはシルヴァーの金具が合うと思いますので、花色も同じですよね。
あと2種は<瑠璃玉>と名付けられた花びらが丸弁タイプの柔らかな雰囲気のものと、<胡蝶>と名付けられた白との色混ざりのある華やかなもの。
何れにせよ、毎年素晴らしいシクラメンの花色を研究して下さっておられるナーサリーの方々には感謝脱帽です。
ではこの冬、私は<江戸の青>を窓辺に飾り、寒い冬を温かく楽しませて頂きます。
2018.12.6 小出 麻由美