ブログ
Blog
2017.02.04
薔薇の切手
昨年末、ご近所に住む自治会を通じてお知り合いになった方から、素敵な切手シートを頂きました。
「この薔薇の切手を見た時、小出さんを思い出したのよ!これは絶対小出さん好みだと思うわ!」と、郵便局の帰りに嬉しそうに我が家に立ち寄って下さったのです。
袋を開けてびっくり!
「きゃ~素敵!!!こんな切手今まで見たことないわ!」
本当に今まで見たことのない綺麗な薔薇の切手が発売されていて感激です!!!
この切手を見て私を思い出して下さるだけでも嬉しいのに、その上こうしてプレゼントまでして頂けるなんて!!!とても幸せです。
私は手紙を差し上げるのも頂くのも大好きなのですが、さすがにこのメール時代になりどちらも激減してしまい、寂しい限りの今日この頃です。
でも、手紙を差し上げる時には季節に合わせた便箋を選び、仕上げの切手選びも慎重かつ楽しみにしている私です。
そういう意味では薔薇は年中使える花なので、薔薇の切手はとても有り難き存在です。
さて、私の通っているかな書道教室のお仲間たちと、もし生まれ変われるとしたらどんな職業を選びたいかと楽しい話題に花を咲かせていた時のことです。
その中の一流陶芸家の彼女がすかさず「私、切手デザイナーになりたいわ!」とのこと。
切手デザイナー?!
普段ほとんど耳にしない職業で、そちらに驚き興味も深々です。
「え~またどうして?」とすかさず私が質問。
「あんな小さな切手の中に素晴らしい世界が存在することに、私はいつもいつも感動を覚えているのよ。だからもうひとつ人生があるとしたら、今度はその小さな中で自分の表現を生かしてみたいの。」とのこと。
その時、改めて人はいろいろの人生を生きているんだなあ~と思った私でした。
私は絵を描いて絵葉書きや便箋なども作ったりしていますし、手紙もよく出しますが、切手作家になりたいなんていう考えすら思い浮かべたこともありませんでしたからね・・・
彼女は両手をフルに使って土で形をこね、実用品を生み出す作家さんです。
だからこそ、また異なった小さな世界の切手の中にも美を見出し世界観を感じる感性があるのでしょうね・・・
多分この先私が出会う人たちに同じ質問をしてみても、切手デザイナーになりたいとおっしゃる方には、もう出会うこともない気がしていますが・・・
話を戻しますが、とにかく素敵な薔薇の切手にこれからの薔薇の季節のお便りを書くことを楽しみにしている私です。
そうそう、その切手を贈って下さった彼女から、自分だけのオリジナル切手を郵政省で作って貰えるサービスも存在していることを伺いました。
是非とも私の花の絵の切手を作って頂きたいものと、考えている私です。
やっぱり手始めは薔薇かしらね!
2017.1.20 小出 麻由美