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2015.09.25
青いブーケ
去る9月19日、北大路の京都福音自由教会に於いて3回目のジュリアのピアノコンサートが開催されました。
ニ階が広い礼拝堂で天井が三角屋根まで高く解放され、講壇後ろの壁の十字架の上に小さな丸い綺麗なステンドグラスが嵌めこまれてある美しい会堂です。
牧師ご夫妻も明るく楽しく、愛に溢れたご婦人方やお若い学生の方々が沢山の活気溢れた教会です。
牧師ご夫妻がジュリアのピアノの音色をとても愛して下さっており、会堂に新しいピアノを購入されてからジュリアをことあるたびにお招き下さり本当に感謝なことです。
土曜日で京都市内とあれば、友人たちもお誘い出来、私も車を走らせて聴きに行けるので本当に嬉しいです。
帰りはジュリアを乗せて、我が家に滞在なので、娘たちも大喜びです。
さて、今回のコンサートは<青い鳥の世界旅行>とでも題しましょうか?
ジュリア自作の新しくアレンジされた ♪青い鳥 が羽ばたきを増し加えた美しいメロディーで登場です。
そして、自作の琴のような響きの ♪京都~hope を奏で、青い鳥は京都から一気にショパンのポーランドへ。美しい即興曲第3番。
青い鳥は急遽進路変更して、イギリスへ渡り、そこから木星まで宇宙遊泳することに。
彼女のお得意のホルストによるジュピター演奏を。
休憩を挟みアメリカに渡り、ガーシュインのピアノアレンジ大作 ♪ラプソディインブルー。
それからブラジルへ渡り、自作の ♪バイーヤの思い出 で夕暮れのさざ波を聴きながらジュリアのピアノは人々を癒しの空間の佳境へ。
それから、今回初のブルガリアへ飛び、ブルガリア民謡を2曲。
あまり日本では馴染みのない変拍子で描かれた美しいメロディーに皆の耳は釘付けです。
実はこの6月に、ジュリアが母のように慕い心の支えとなってくれていたおばあさまが天に召されたところなのです。
この地上で私もお会いすることが叶わなかった、ジュリアの愛して止まなかったジフカおばあさま。
信仰深い素晴らしい愛にあふれたおばあさまは、ブルガリアの民謡歌手であられたそうです。
ジュリアの心はまだ失意の中で、涙なしに弾けるかどうか心配だったそうですが、見事な演奏でした。
私はきっとおばあさまの縁のあるこれらの曲を演奏するたびに、彼女自身もどんどん癒されて行き、あまり馴染みのないブルガリアと日本の大きな架け橋になることを疑っていません。
さて、世界中をあちこち飛び回った青い鳥の今回の最終地はヴェートーヴェンのドイツへ。
彼女の十八番のサンバにもアレンジされた ♪喜びの歌 を熱奏。
鳴りやまない拍手に応えてアンコール曲に彼女のアレンジによる讃美歌 ♪アメージンググレイス で祈りの中で終えたコンサートでした。
と、その時、青い花のブーケを手渡された素敵な紳士登場!
まあ、何て粋な計らいかしら!!!
集った人々皆が感嘆の吐息。
ジュリアも驚いて「では、もう一曲いいですか?」と更なるアンコール曲に拍手喝采です。
青い鳥は更にドイツから砂漠に降り立ちましたよ。
美しい日本人にも馴染みの深い ♪月の砂漠 を。
会場の皆様も合唱しながら、しばし月夜の夢の世界で王子様とお姫様になって(笑)。
それで、ジュリアは青いドレスを纏った青いブーケを抱いて会堂を後にしたのであります。
神様が臨在する会堂の皆様は、神様から送られた青い鳥に触れられて、癒された心で喜びを抱いて帰路に着いたことを確信している私です。
青い鳥のジュリア、今日も素敵なコンサートを有り難う!
それから、京都福音教会の皆様に、そして勿論神様に心から感謝を捧げます!
あっ、それからあの青いブーケの名も知らない老紳士にも感謝です!