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2019.03.30

2019 我が家の秘密の花園

今年は暖冬だったせいか、冬の間中もずっと花の絶えることがなかった我が家の小さな庭ですが、それでも、やはり春の息吹のかけられた庭はまるで魔法がかかったような素晴らしい花園に変身します。

幸か不幸か道路に面しているこの庭は、高い位置にあるので道行く人たちからは全く見えず、我が家のリビングでしか眺められないので、完全な秘密の花園状態です。

それで、これも幸か不幸か、私はこの季節にはほぼ一日ぼんやりと過ごすことがとても多くなってしまい、何もしないまま過ぎゆく春の中の一部分に化してしまったような状態になってしまうのです。
本当に私は花が大好きだのだなあ~と呆れるほどしみじみと見詰めながら飽きることを知らない時間を過ごします。

重度の知的障がいのある娘を育てながらも、こんな風に静かに過ごせることをとても幸せに感じています。

この小さな花園は、人からは毎年同じような花園に見えるのでしょうが、自分の中では年毎にテーマカラーなどを設けているので、決していつも同じ花園に仕立てている訳ではないのです。
今年はマラコイデス【桜草科】の白とピンクが鏤められて、例年とはまた少し異なる趣です。
白いマラコイデスは晩秋に初めて苗を購入して植え込んだのですが、ピンクのマラコイデスは友人宅の庭で苗が増えすぎて持て余しているということなので、この冬にプランター一杯に芽の出ている苗を頂いたのです。
すぐに小苗を庭のあちこちに植え込んだら、ぐんぐん大きくなって、沢山の可愛い花を付けてくれ、この花の参加でより春の香りが萬斎です。
だから、偶然にも今年はマラコイデスがメインの秘密の花園が出来上がったという訳なのです。

それから、今年も百は蕾を付けている大好きな八重椿のムーンライトベイが、日々花を咲かせ美しいままで落ちます。

だから、例年通り他の草花の上に落ちた花以外は、暫くそのままにして楽しんでいます。

黄色い水仙や金魚草、オギザリス、は光の置き土産のよう。

支那勿忘草は、あちこちから昨年の種が飛んで芽を出したものが健気に大好きな青い花粒を沢山覗かせています。
青い花と言えば、増えすぎて困るほどのハナニラとムスカリ。
きっとこれからブルーの絨毯を敷き詰めてくれるでしょう!

可愛いチオノドグサもちらほら・・・
アネモネも頭をもたげてきたり、リナリアやパンジーに菫たち、デージーにイベリア、小さな雲間草やオダマキ。
俯いて咲くクリスマスローズたちはどんどん花数を増してきています。
ベロニカやバコバたちも蕾が一杯!!!

鉢にはチューリップやプリムラたちの満面の笑みも!

そう、ここは宝石箱をひっくり返したような、喜び一杯詰まった私の小さな秘密の花園なんです!

2019.3.30     小出 麻由美

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