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2015.12.22

ウィリアム・モリスのテーブルクロス

親友が、テーブルクロスを作ってねと、三メートルものウィリアム・モリスの織生地をプレゼントしてくれました。
かなり高価なものなので恐縮でしたが、彼女の家のカーテンを一新するのでまとめて生地を購入したからとのこと。
それに以前私がプレゼントした薔薇のテーブルクロスが大変お気に入りだったとか・・・
では、身に余るプレゼントだけどお気兼ねなく頂きますね、ありがとう!!!

早速直線縫いにミシンを走らせました。

テーブルクロス一枚で、部屋の雰囲気はガラリと変わります。

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こんな素敵な生地だと部屋のインテリアもより豪華に感じます。
このデザインは、ウィリアム・モリスの数あるものの中でも私の最も好きな<チューリップとハニーサックル>で、以前色違いの生地でアンティークの椅子を張り替えたものです。
こちらテーブルクロスは、くすんだピンク系で、今クリスマスデコレーションのワインレッドの薔薇のツリーにとてもよく似合います。

大胆に描かれたチューリップとハニーサックルの間に、クリスマスローズも顔を覗かせています。時代と国を超えて愛されるウィリアム・モリスとは、なんと素晴らしいセンスの持ち主だったことでしょう!

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思えば、学生時代に出会った親友とよく一緒に時を過ごし、二人でウィリアム・モリスのデザイン画集を開いては飽きもせずに眺めたものでした。
見開きページの中にいくつか並べられてあったデザインの中で、お互いにどれが好きかと飽きもせずに選びあっていた懐かしいあの頃。
でも、どれもみんな素敵だったので、気分によって選ぶデザインが日によって異なっていたりしたのが、とても可笑しかったものでした。
箸が転げても笑い転げる年頃って、きっとあの頃だったのね・・・

この年代になってこんな素敵な生地が日本で売られるようになり、その生地でテーブルクロスを作り、食卓を囲めるなんて本当に幸せなことと思います。
そして、そんなことよりもずっと変わらない深い友情を育めていることがとっても感謝に思えます。
二重に謝!本当にありがとう!!!

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2015.12.10     小出 麻由美

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