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2021.03.17

マイガーデン口絵98号 春号 すみれ色の気分

行きつ戻りつしていた春もやっと到来です!


庭のすみれたちもちらほらと顔を覗かせてくれるようになり、届いたマイガーデンの口絵には、私の便箋や葉書に商品化されたフラワーガーデンシリーズからスィートヴァイオレットを掲載して頂きました。

HANAG005画像

今回は<すみれ色の気分>と題して、すみれの花にまつわるエピソードをご紹介したので、編集長さんにご無理をお願いして、エッセイのバックに薄紫色をグラデーションでかけて頂きました。イメージ通りで我ながら大満足です!

 

私が十代の頃に出会った素敵な茶道の先生からふるまって頂いた、薫り高き匂いすみれの紫色の手作りのお茶のエッセイのことも綴りました。
丁度先生のお誕生日の前に上梓されたばかりの雑誌が届いたので、早速先生にもお礼のお電話をして、すぐに雑誌もお届け致しました。
先生は96歳になられても、時折ヘルパーさんがいらしてのお一人暮らしです。
私が京都へ嫁いでからも帰郷した際にはお訪ねして、お話が弾み幸せなひと時を過ごさせて頂きました。
先生は私と同じ美しいものやお菓子が大好きで、花や文学、赤毛のアンの大ファンでもあられ、その中の登場人物のアンの愛したラヴェンダー夫人そのものの雰囲気の方です。
正直、こんな方が母親だったらどんなに素敵で楽しいかしら~と少女の頃から思ったものです。
でも、不思議なことに先生にも実の娘さんがいらっしゃるのに、その彼女は超現実主義で浪漫主義の先生とは折り合いが悪く、それで今もお一人暮らしを貫いておられるとのことです。
我が家の私と母の正反対の性格とまるで同じです(笑)人生ままならぬものですね・・・

 

さて、今回のマイガーデンも素晴らしい写真や記事が満載です!
日本でも知られていない、素晴らしい公私に亘るガーデンがまだまだ沢山あるのですね~
白砂伸夫先生は、インドの奇跡として熱帯にバラをもたらせたヴィララガヴァンご夫妻と興味深い対談をなさっておられます。
砂漠にバラ?私の大好きなタレントのサヘル・ローズさんを彷彿とさせて下さる強いバラへの情熱には全く敬服致します。
他に盆栽や石組みデザインもとても素敵です。

 

さあ、これから薔薇の開花まで我が家の小さな庭も、私にとってはエデンの園さながらの喜びの時期を迎え、毎日幸せな日々を過ごせます。


神様感謝致します!!!

 

2021.3.17     小出 麻由美

 

「マイガーデン口絵98号 春号 すみれ色の気分」への2件のフィードバック

  1. asanahinoue より:

    マイガーデンのすみれエッセイにうっとり夢心地です。
    薄紫のグラテーション中に記された素敵な思い出の数々を拝読しつつ、夕暮れの庭先にひっそりと香るすみれの花に思いを寄せました。

    つい最近読んだ本の中で、ナポレオン3世の奥方ユージェニーの家庭教師がカルメンの作者メリメと赤と黒の作者スタンダールであったことを知りました。メリメとスタンダールはユージェニーに恋愛指南をしたり手紙を代筆することもあったのだとか。その時の情景を見てみたかったですね。

  2. 小出麻由美 より:

    asanahinoue 様

    コメントに気付くのが遅くなってすみません。
    いつもマイガーデンの私の口絵とエッセイに目を留めて下さり、ありがとうございます!!!
    美しいコメントにもうっとりです。
    へえ~ユージェニーの家庭教師がメリメとスタンダールだったなんて!本当に興味深いですね♥
    素晴らしい宮殿にて麗しいドレスを纏った美しいユージェニーがお二人の大先生に学ぶ姿は、まるでヴィンターハルターの絵画の世界そのものですね!想像するだけで楽しいです!
    貴重なエピソード感謝します♥♥♥

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