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2010.05.24

春のお菓子

お菓子大好きな私ですから、四季を通じて美味しいお菓子のある国、日本に住めてこのことを考えると最高に幸せを感じます。
<普段は、何故神様は私を16世紀のヨーロッパの姫君に生まれさせて下さらなかったのだろうか・・・と呟く私ですが。笑>
そう、洋菓子は勿論のこと、和菓子も大好きな私です!
和菓子は種類も豊富で四季折々の風情が込められてあり、誠に見て麗し味わって嬉しです。


庭の花々が、クリスマスローズ、スイセン、ヒアシンス、チオノドグサ、ヒナソウ、リナリアなど咲き揃ってとても綺麗なので、御近所の友人たちをお誘いしてお茶や手作りケーキ、カレーを振舞ったら、手土産にとても綺麗で美味しいお菓子を戴きました。


春お菓子3

まずは、小さな白い上用饅頭に本物の桜の淡い花びらが一枚飾られた、上品極まりない<花軍(はないくさ)>と名付けられた可憐なお菓子。
京都の方なら、多分どなたも御存じの老舗<仙太郎菓舗>から。
ただ、<花軍>という名前はちょっと違うかも・・・


そして、<松露(しょうろ)>と名付けられた、その名がぴったりのお干菓子。


春お菓子4

大納言小豆を煮詰め甘いこし餡にして小さく丸く模り、少し硬い目に砂糖衣でコーティングされた本当にお抹茶と相性のいい絶品です。
私の娘によると、彼女の和菓子ベストスリーの中に入るお菓子のうちのひとつだそうです。
娘は高校時代に茶道部に入部しており、その時戴いて以来とてもお気に入りのお菓子になったそうです。
ただし、彼女はその麗しき名のお菓子<松露>を<こんころ>と名付け、当時より慈しんでおりました(笑)
私は、本当にそんな愛称があるものと今まで信じていました。
が、確かに<こんころ>はそのお菓子にぴったりなネーミングだと思いますね。
さて、本当の名前の<松露>の由来を紐解いてみますと、松露とは球状の食用きのこの一種で、四、五月頃に松林の中に生じる特有の松香を有したきのこだそうで、その姿に似ていることから命銘されたようです。
実は私、松露とは松ぼっくりのことだと今まで思っていたのです!
何だか私にはそれがぴたっときて、ずっとそう思っていたかったなあって少し残念な気持ちです。
その松露はこちらも有名な京都の老舗<駿河屋菓舗>から。


それから、松露と一緒に納められていた綺麗な干菓子は、桜に松葉に蝶に水面に貝殻等々…


春お菓子2

本当に溜息が出るほど美わしいお菓子たちです。
食べるのがもったいない!と言いつつもあっという間に姿を消した我が家に届けられたお菓子たちなのでした。


皆様本当にどうも有難うございました。


それから、因みに私が皆様にお出しした手作りケーキも春の装い。


春お菓子1

庭のハーブをふんだんに使って焼き上げたシフォンの生地に、生クリームを八分立てしたものをたっぷりかけて、庭の花々(エディブリフラワー)を飾ったもの。
今日はローズマリーの紫の花を主に、ヴィオラやサクラソウを添えて。
そう、友人たちもとっても喜んでくれましたよ!


花咲く春は本当に大好きです!神様に感謝!!!


2010.4.2      小出 麻由美


 


 


 

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