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2014.11.21

秋に香る花々<藤袴>

ご近所に住む友人から素敵なお庭の花束を届けて頂きました。
包みを開ける前から優しくふんわりと香る花の正体は、藤袴(フジバカマ)!

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この初めての芳香は、私がずっと知りたかった花の香りです。

数年前から、京都テレビのローカル放送で「絶滅の危機にあるよき香りの藤袴の花を皆さんの手で護り増やしましょう!」と事ある度にCMに流しており、全くその花の存在すら知らなかった私にとって、素朴な花姿よりその花の香りに興味津々でした。
藤袴は秋の七草の一つで、万葉集にも詠まれている花です。
そして、千年の都である京都市がとても大切にしている植物なのだそうです。
また、その花に訪れる美しく珍しい蝶、アサギマダラの存在も特別なようです。
しつこいくらい流れるそのCMのお陰で、藤袴の存在を知らしめる効果は抜群でした。
と、言ってもその花は一体何処にあるの?と言う感じで、身近な園芸店で目にすることもない花でした。

が、今年の春訪ねた友人の庭先に沢山の苗が蔓延っていたのであります。
「これ、藤袴っていうの。増えて困るんだけど、この花の香りがとても素晴らしいのよ!それにこの花にしか飛んで来ない珍しい蝶もそれは美しいのよ!ねえ、少し花苗を持って行かない?」と彼女のことば。
すかさず「知ってる!絶滅の危機にあるんでしょ?素晴らしい香りなんですってね!どんな香りなの?ぜひ香ってみたいわ~!」と言うことで鉢植えにすることにして、その友人から少し株をお分け頂いたのであります。

でも、その友人はそのことをすっかり忘れていたらしく、我が家の鉢の中の小さな蕾がまだ開く前の香りを心待ちにしていた私に、藤袴と秋明菊を束にした白い素敵なブーケを届けてくれたのであります。
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彼女は白い花が大好きなホワイトガーデンの持ち主。
いつ訪れても何かしら白い花が、庭先で彼女のように優しく清楚に微笑んでいます。
早春の庭で一番彼女が自慢の大きなウツギの木に、雲のように花が真っ白に咲き誇ると、次々に他の白い花々も開き始めるのだそうです。
ナニワノイバラ、モッコウバラ、テイカカズラ、パンジー、スミレ、アナベル、アマリリス、アガパンサス・・・etc
当然ながら、それらの花はすべてホワイト!
そして、秋はこの藤袴と秋明菊が庭中に一杯だそう。

でも、台風の前日に思い切って花々をカットして、私にもホワイトブーケの嬉しいお裾分けを届けて下さいました。
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それから、彼女はいつもその白い花咲く庭に巣箱を備えており、毎春その中でシジュウガラが卵を産んで雛が孵っていくのを見届けるのが喜びだそうです。
時々野良猫がその雛を狙っているので、その季節は何処へも出掛けられないそう・・・
ご主人が日曜大工が大好きで、巣箱は勿論、庭の垣根も小さなベランダも全て手造りで本当に可愛らしいお庭です!!!

シジュウガラの優しい鳴き声と白い花々に癒されながら素敵に暮らす、そんな優しい素敵な彼女に出会えて私も本当に幸せです!

2014.10.14    小出 麻由美

 

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