ブログ

Blog

2017.12.23

♪鳥の歌

ハープ演奏クリスマス発表会も今年で3回目です。今年度の私の選曲は、カタロニア民謡の ♪鳥の歌 です。哀愁を帯びた美しいメロディーが昔から大好きでした。
初めてこの曲を聴いたのは、もう随分昔のことですけれど、確かチェロの独奏だったと思います。
何故この曲が ♪鳥の歌 と名付けられているのかそのことを知りたくて調べたところ、原曲はカタロニア民謡で、歌曲でした。しかも、なんと!クリスマスキャロルだったのでビックリしたものです!
その内容は鳥たちが、救い主がお生まれになったことを歓び祝い歌っているということなのですが・・・それを知って聴いても、どうしても歓びを表しているように聴こえない憂いを含んだメロディーは、クリスマスの誕生を祝うというよりは十字架の死を悼んでいるような・・・
何故なのかしら?でも、そんなことを考えるより先ずは練習を!

ハープ編曲は毛利沙織さん。とても優しく美しい編曲をなさる方で、私はこの方の編曲が大好きで楽譜を沢山集めています。

♪鳥の歌 はクリスマスの曲ですし、楽譜を見ると音符も少なくて、私にもすぐに弾けそう!
今年は簡単な曲でゆとりを持って弾き、皆さんに聴かせられる演奏を目指しましょう!っと
先生にも快諾を頂き、早速練習を始めたのはよかったのですが・・・
譜面を読むのと弾くのとは大違い!私のハープはアイリッシュハープといって、変調は手元のレバーを上げ下げしながら弾かねばなりません。
が、この ♪鳥の歌 には驚くほどの変調があったのです!しかも、拍子も4分の2になったり4分の3になったりと、リズム感の苦手な私には難関でした。その上!大の苦手な3連符が数か所あったりで、最初から躓きの連続なのでした。
暫く弾いて、やっぱりこの曲は諦めるべきか・・・とも思ったのですが、実はこの曲を選ぶ前に異なる曲の練習を数回していたのですが、ちょっと長すぎるので、こちらに変更したところなのです。

こんなことを繰り返していたら、上達するはずもないので乗り越える選択を決意。
でも、3連符を何度やっても上手く行かず、先生が音譜を少し替えてもと提案して下さったほどなのですが、何だかそれも残念に感じ、どん底の落胆の日々を迎え、挙句の果てにはなんでアイリッシュハープなど始めてしまったのかとまで考えてしまうほどでした。・・・
そんなことを言っていても成長しないので、とにかく練習あるのみ!娘にも指示を仰ぎながら、先生には忍耐強く何度も何度も繰り返しご指導頂き、どうにか仕上げに漕ぎつけた次第です。

発表会では失敗もありましたが、今の自分の力量では納得の披露でした。安堵感に包まれて、美味しいマツナミさんのフランス料理を頂きながら、同じようなご苦労をなさった皆さんとの会話もとても楽しく、また来年のクリスマスにもお会いしましょう!と快きお別れをしました。

兎に角、お優しく忍耐強い上野円先生には感謝で一杯です!!!本当に有難うございました。そして、本当にお疲れさまでございました。

*先生の楽しいblog<一日の小さな幸せ>も是非ご覧くださいませ。

最後に ♪鳥の歌 の歌詞を記します。

こよなく喜ばしい夜至上の光が
輝きそめる様子を見て
鳥たちは歌いながら祝いにつどう
甘やかな声たずさえて
空間の王たる鳥が風を切って飛んでいく
調べよく歌いながらこう告げる
「イエス様がお生まれだ われらを罪から救い歓びを与え給うために」

2017.12.23     小出 麻由美

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。