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2006.10.17

カルメン

カルメン ばら


オペラに興味のない方でも、きっとこの名はご存知のはず。
私自身もオペラを観たことがない時から、何故かカルメンのイメージはしっかり持っていました。
髪が漆黒でソバージュ、紅い薔薇を口にくわえてフラメンコでも踊るイメージ。
しかし、実はカルメンはスペインが舞台だけれどフランス語で上演されるフランスの作品。でも、フランスの香りがちっともしないので不思議ですが。


最初、このオペラを観た時、主人公のカルメンが下品な感じがして全体の作風もあまり好きにはなれませんでした。
ところが、ピアノの先生にダビングしていただいた映画仕立てのオペラ、カルメンを観て大好きな作品の一つになってしまいました。
やはり、演出家や役者によって作品は全く異なるものになることをつくづく感じました。その作品はフランチェスコ・ロジー監督制作の一作。
主演はカルメンにアメリカのソプラノ歌手、ジュリア・ミゲネス・ジョンソン。
ドン・ホセ役に三大テノール歌手のひとり、定番プラシド・ドミンゴ。
とにかく、ジョンソンの歌は勿論のこと、彼女の演技力には釘付けです!あまりの上手さにただ驚き!カルメンそのものの姿のようで、最初から最後まで魅了されっぱなしでした。
勿論カルメンは決して上品ではないのです。でもいいのです!
こんなに魅力的なオペラだったのに、この作品に出会わなければ嫌いな作品になるところでした。本当にこの作品に出会えてよかったと思っています。


ところで、カルメンのイメージは確かに紅い薔薇なのですが、オペラの中には一輪たりともその紅い薔薇なんて出て来ないのです。
そのオペラ映画でも出て来るのは白い小さな名もないような花。
でも、その花によってカルメンとホセの恋が始まる大事な役目の花。
カルメンが摘み採った花をホセに投げて誘惑するきっかけになる大切な役所です。
その背景を考えると、絵に描いたような紅い薔薇が傍に咲いていて手で摘み採れるはずもありませんからね。それに、ホセが拾って大事にポケットにしまうのですから、薔薇だと刺にさされて大変です。
私が好きな歌もその花をホセが拾って大事にしまい、カルメンによって営倉に入れられるのに、その中でしおれた花を抱きながらカルメンを偲んで歌い出す美しいテノールの一曲。
<おまえが投げたこの花は>
しかし、恋の力は偉大なのですねえ・・・
そして、私も思います。花の魅力も偉大ですねえ。


             2006.10.14  小出 麻由美


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