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2012.04.01

菫色のヒヤシンス

菫の花のような深いモーヴ系のヒヤシンスを見つけました! 


’12ヒヤシンス2

ヒヤシンスといえば比較的に紫色が多いのですが、青味の強い紫色が多く菫色の深い紫にはなかなか出会わないように思います。
その高貴な色合いはまるで貴婦人のよう!
写真を何度も撮ってみるのですが、残念ながら私の腕前では実際の色合いを出すことが難しく、皆様には少し青味を帯びたヒヤシンスしかお目に掛けられないので残念です。


菫の花も紫系は多いけれど、やはり一番好きなのは高貴な独特の香りを有した深いモーヴの紫色の<匂い菫>と呼ばれるヴァイオレットです。
何故かこの菫を見ると、得も言われぬ幸福感に満たされる私には特別な花なのです。
だから、この菫と同じ色のヒヤシンスを見ると、胸も高鳴ります!


’12ヒヤシンス1

さて、紫が高貴な色と呼ばれるのは、太陽の赤と空の青の混色だからだそう・・・  
古来日本では、この色は希少な紫貝から抽出していたようで、創り出すのがとても困難で貴重だったとか・・・


聖書の中でも紫が如何に高貴な色合いだったかをよく記してあります。
新約聖書の中の「使徒行伝」と呼ばれるイエスの弟子たちの業績が記されてある個所に、裕福な信仰熱心な婦人の事が書かれてありますが、彼女の夫は紫布の商人だったようです。
弟子たちを篤くもてなしていたその婦人の名前は<ルディア>
とても素敵な名前ですね!
だから、時々西洋人のクリスチャンホームの女の子の名前にこの名が付けられているのも頷けます。


私の長女にもこの紫を使いました。
紫音<しおん>
私と同じ6月生まれで、紫陽花の季節の雨音を聞きながら生まれた娘ということで。
それから、シオンはイスラエルの神殿のあった地名でもあります。
聖書の預言(神様からの言葉は預言と書き、占い師のものは予言と書きます。全く異なることなのに紛らわしくて残念です)によると、荒廃したかつての神殿跡地は必ず回復し繁栄するそうです。
出産前に酷い交通事故に遭い危ぶまれた命を購われた娘でしたから、この名前は本当に私にとって大きな励ましでもありました。
出産時、二日の命しかないと医師から宣言されていた紫音は、今年で28ですもの!!!


何だか話は紫のヒアシンスからすっかり逸れてしまいましたけれど、菫色のヒアシンスは本当に素敵な色合いです。
この色合いの花で思い出すのが、小さなツルニチニチソウ。
近くの小道を歩いていて見つけ挿し芽にしたら、我が家で一杯花を咲かせてくれるようになりました。花期が長くまるで菫の花のようなので、大好きです。


そう、きっともうすぐこのツルニチニチソウも我が家の小さな庭にも咲いてくれるはず。
この深い紫の花ばかり集めて描くのも素敵でしょうね!
花いっぱいの春が本当に待ち遠しい!!!


’12ヒヤシンス3

2012.3.31     小出 麻由美

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