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2014.06.25

薔薇*ロ-ブ・ア・ラ・フランセ-ズ

私がイングリシュローズで今一番お気に入りの薔薇は、河本純子さんの傑出された大好きな色合いグレイッシュピンクの<ローブ・ア・ラ・フランセーズ>です。

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実はこの薔薇もホームセンターのラヴェルを見て購入した苗だったのですが、植え込んだ後(ニューローズ)という新しく傑出された薔薇たちを紹介する本の中に紹介されているのを知り、嬉しく思っていたところです。
それより少し前に購入していた、こちらもラヴェルから選んだ<ラ、フランス>と並べて植えました。

春が来てふたつの薔薇の開花を楽しみにしていましたが、咲き初めの二つの花を見てびっくり!だってまるで同じ花の色と形。
もしかして、同じ薔薇だったのかしら?
確かに名前も似ているから、もしかして呼び名が違うだけだったのかしら?と思うほど!
私は、どうもよく似た薔薇をいつも選んでしまうみたいです。
庭が広ければそれもよしとしますが、欲しい薔薇が沢山ある中で限りある広さの庭では慎重に選ばなければならぬ身の上なのに・・・
ちょっとがっかりしていたら、咲き進むにつれふたつの薔薇の違いがかなり顕著になってきたではありませんか!

ローブ・ア・ラ・フランセーズのピンクはどんどんくすんでいい具合の大好きなグレイッシュピンクに変化し、形も中から数え切れないくらいの花びらをロゼット咲きに変化させて行くではありませんか!
それはもう溜息の出るほどの美しさ!!!

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もしかして、名前からも推測してこの薔薇の傑出はラ・フランスの薔薇が土台となっているのではないかしら?・・・フランスを纏う?
そんなことをあれこれ思ったりしながらこの薔薇に恋する私です。

ラ・フランスは1867年フランスのギョーが傑出した最初のハイブリッド・ティの名花で、香り高い薄いピンクの花びらが幾重にも重なり、こちらもなかなかの美人です。
勿論こちらも大好きな薔薇なのですが、更にローブ・ア・ラ・フランセーズは言葉で表現するのが難しいくらいの美しさを持っています。
そういえば、雑誌には(咲き進むにつれベリー類を思わせる花姿)と書いてありましたっけ。
上手く表現するものですね!

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そして、繰り返し細い枝からも沢山の花を付ける優れものです。
ただし、雨に弱いので天気が怪しくなったら固い蕾以外は全て切って部屋に飾ります。
棘はかなりきつくいつも私の腕は薔薇の引っ掻き傷でいっぱいです。
この棘の感じもまるでラ・フランスと同じです。
美しい花には棘がある・・・その諺通りですね。
でも、どんなに沢山の傷を腕に受けても、薔薇を恋する日々はとても幸せです。

2014.6.16   小出 麻由美

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