ブログ

Blog

2009.09.13

映画 <デイジ->

花の名前が題名の、とてもとても感動的な韓国映画に出会いました。
その名も<デイジー>
私の大好きな男優チョン・ウソン、女優チョン・ジヒョン主演。

舞台はヨーロッパの小さな町。
ある孤独な男性が暗殺者となり、弾丸の麻薬の匂いを消す為に沢山のデイジーを育てている場所に、彼が恋することになる可憐な絵描きの女性がデイジーの絵を描きに日々訪れるようになって始まった恋。
彼は暗殺者という哀しい宿命の職業ゆえに彼女に暫く姿を現すことなく、デイジーを贈り続けて見守ることに。
でも、彼女が広場で似顔絵描きの仕事をしているうちに、刑事と懇意になり、事件に巻き込まれてしまいます。

デイジ-1

主題に使われた音楽が、チャイコフスキーのピアノ小品集<四季から六月・舟歌>で、舟がセカンドハウスとして住んでいたウソン扮するパクウィにぴったりで哀愁を誘います。
このチャイコフスキーの舟歌は、昔から私の大好きなピアノ曲で自分でもよく弾いていたのですが、改めてその楽譜を辿りながら美しいメロディーの中に映画のシーンが重なり、ひとり酔いしれています。
そして、以前は六月の水辺にひっそりと漂う小舟が浮かんでいた場面、そう、モネの描く絵のような・・・そんな一枚の絵の中に、さらに白く風に揺れ咲き群れる一面のデージーが浮かび、美しくも哀しい恋の物語が展開されるようになったのです!
だから、以前よりももっとこの美しい旋律が好きになってしまったのは言うまでもなく。

とてもロマンテックな初々しい恋が、風にそよぐデイジーの花に重なり、主演女優のジヒョン扮するヘヨンの清潔感に好感が持て、とにかくぴったりの配役と選曲でした。
皆様へも是非ご鑑賞をお薦め致します。

2009.8.31   小出 麻由美

ブログランキングに参加しています。よろしければ下記のバナーをクリックして、サイトに投票してください。1日1回、クリックしていただければランキングに反映されます。

ご協力ありがとうございました

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。