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2013.10.06

秘密の花園からのブーケ

とても素敵な大きなブーケを娘たちが持ち帰って来てくれました。

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滋賀県の彦根で大きなコンサートがあったからです。
二人は上機嫌で素晴らしいコンサートをこなしてきた喜びに満ちあふれながら、まるでこのブーケの中の花のようでした。

今までも素敵な沢山のブーケを頂いてきたけれど、今回の会場に飾られたアレンジメントフラワーは、正に二人がイメージするエステルの<秘密の花園>に咲いていた花々そのものだったそうです。

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<秘密の花園>とは樹里亜が聖書の人物エステル王妃の記述に創造力を膨らませて創作した物語の一場面です。
妃選びの夜に眠れなかったエステルが起き出し、お城の中にある花園に迷い込み、そこで神様から、これから担う重責のための力を祈りによって頂くという設定で、案外ありえたりする感じがして、樹里亜の創造力の豊かさに感心している私です。
エステルは自分がユダヤ人であることを隠し、ペルシア王国の王妃に選ばれます。
そんな大きな挑戦を秘めて過ごす乙女エステルの心情を、樹里亜は物語だけではなくピアノでも大変素晴らしく表現しました。
その作曲に合わせ、野夕梨がダンスを創作振付して踊ります。
多分、この試みは世界で初めてだと思います。
この曲とダンスを観ると、遠いペルシア王国の旧約聖書に描かれたエステルの心情が彷彿とされ感慨深くなります。

エステルはユダヤ人で、ユダヤ民族を滅びから救いに導いた素晴らしいペルシアの歴史的王妃です。旧約聖書のエステル記にはエステルの勇気あるドラマティックな生涯が詳しく書かれています。
ご興味おありの方、是非ご一読下さいませ。

さて、その秘密の花園からのブーケと二人に言わしめた花々は、先ず白い大輪のダリヤを先頭に、濃い紫の八重咲トルコギキョウ、ピンクのアナナス、白い大きなアンスリウム、白いオーニソガラム、薄紫の大輪の薔薇、香りよきユーカリ樹の葉枝、そして、ハスの実。
確かにちょっと異国情緒が味わえる花選びですね。
それらに加えられていた、ピンクのアナベルだけはドライフラワーだったので、別に飾りましたけれど。

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私も大概、彼女たちが頂いてくるブーケはばらして活けるのですが、このブーケだけは一緒に飾りたいお洒落で粋なアレンジだと思いました。

とても大きなブーケなので、我が家で一番大きなガラスの花瓶に活けました。

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このブーケだけでリビングが一段と華やかになり、香りも花園に迷い込んだ気分にさせてくれます。
我が家のリビングは只今エステルの秘密の花園で、しばしわたしはエステル王妃気分!(笑)

2013・9.30      小出 麻由美

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