ブログ

Blog

2014.12.10

薔薇*ソニャドール

深い青味の強い薔薇を探していたら、<ソニャドール>と言う薔薇が目に留まりました。

s3

写真でしか確認出来ない花でしたが、これは私の勘に頼って購入を決意。
とにかく丈夫でない薔薇はどんなに素敵でも敬遠していますが、この薔薇は強健でうどんこ病にも黒星病にも強く、香りもあり四季咲きでよく咲くということだったので、通信販売にて数年前に小さな苗を購入して大事に育てています。

購入後に私の不注意から太い茎を根元から折ってしまい、ひたすら花に詫びながらしっかりテーピングしてやったら、見事に怪我が治ってグングン身体を伸ばしてくれました。

11

それから、房咲きで絶え間なく小振りの花が咲き続け私を楽しませてくれています。

今年の春に何だか苗の調子が悪くなり、窮屈そうだったので心配しながら大きな鉢に植え替えてやりましたら、ドンドン元気になって、更に枝を伸ばして行ってくれるようになり、この秋は今まで見た事のないような大きな花を房咲きで咲かせてくれるまでになりました。
この薔薇は決して小さい花ではなかったのね。

s1

色合いは正に私好みの青味を帯びた深いボルドーで雨にも強く、平咲きの花が先進むと美しい山吹色の花芯も覗かせ、元気なお嬢さんと言う感じです。
ソニャドールとはスペイン語で(夢見る者)だそうです。
何を勘違いしたのか、随分長いことソニャドールとは(素敵なお嬢さん!)だと思っていた私です。なんか名前で全く印象が異なりますね。
この元気の良い平咲きの形のせいか、初めの勘違いの意味のせいか、やはり私には夢見る者より溌剌とした素敵なお嬢さんに感じてしまいますね。

昨夜の天気予報が今日は雨の予定だったので、花を切りたいとは思いましたが、房咲きの場合は時に固い蕾も一緒に付けていることもあるので、気軽には切れません。
せっかくの蕾が固すぎて開かなかったら哀しいですからね。
でも今朝の雨は思った以上に激しいので、傘をさして五つある花の偵察に行きましたら、最後の蕾がふっくらしていたので、思い切って花瓶に活けることにしました。
そう、意外とひとつひとつの花が長持ちするのです。
今まだ大きな四つの花が健在です。
この時期部屋は暖房をしているので、戸外で咲かせた方が長持ちしそうで、出来るだけそっとしておいてやりたいところなのですが、傍に置いて見つめていたい気持ちもありいつも葛藤しています。

s2

秋の薔薇は大きくても、やはり花数は圧倒的に春に比べ少ないですからね。

こんなことで葛藤できるなんて本当に幸せなことですね。

2014.11.25     小出 麻由美

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。